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テクニカルで検証する昨日の相場

2010/08/12のドル/円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
[拡大画像はこちら] チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンド、MACDを表示しています。

昨日のアジア時間では、一昨日に84円台まで円高が進んだ流れを受け、円高ムードが根強く、ドル/円は上値の重い展開が続きました(A)

しかし、菅総理が「今の円高は急激」と円高をけん制する発言をしたことでドルは急反発し、さらに日銀のレートチェックの噂や野田財務相が日本時間の夕方に記者会見が行なうと財務省から発表があったことで介入への思惑が強まり、一段と値を上げる展開となりました。
ただし、注目の野田財務相の会見では特に目新しい内容の発言が全くなかった上に、「介入にはノーコメント」とした事が市場の失望を誘い、会見後は反落となっています(B)

NY時間では、再び円高行き過ぎへの懸念が強まったことや米30年債入札が順調に消化されたことなどを材料に再びドルを買い戻す動きとなり86円を付ける展開となっています(C)

材料に反応しドル買いが出るものの、ボリンジャーバンドでバンドウォークが起きていないことがドル売り圧力が強いことを示唆しているようにも見えます。

MACDはドルの反転後は一貫してドル買いサインを示しており、目先ドルのショートカバーの圧力が強かったことが確認されます(D)

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