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テクニカルで検証する昨日の相場

2010/06/03のドル円相場の考察

昨日のユーロ/ドル相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ユーロ/ドルの1時間足、ボリンジャーバンド、Williams%Rを表示しています。

昨日は、東京時間はユーロの買い戻しムードが強く、ボリンジャーバンドを上抜けて1.23ドルを回復しました(A)

しかし、午後にはWilliams%Rでも示唆されるように天井形成の動きとなり、反落に転じています(B)
結局、ユーロ不安を払拭することはできなかったということでしょう。

その後、ボリンジャーバンドのミッドバンド近辺で下げ止まる局面がありました(C)が、米国の経済指標が良かったことを受けたドル買い圧力が強まり、ユーロ/ドルは急速に値を下げ、再び1.21ドル半ばまで押し下げられています(D)

ただし、この水準ではWilliams%Rは売られ過ぎを示しており、底打ちの可能性を示唆していることには留意する必要があるでしょう(E)

【テクニカル一口解説】

1. ボリンジャーバンド
ボリンジャーバンドは米国人のジョン・ボリンジャーが開発した、移動平均線にボラティリティ(変動率)の概念を組み入れたテクニカルチャートです。
ボリンジャーバンドは相場の変動率を統計学の標準偏差を利用して表しています。
標準偏差は、現在の価格がその移動平均線からどの程度誤差があるかを示しているもので、標準偏差が小さい場合は、価格変動が小さく、大きい場合には価格が大きく動く相場を意味します。
つまり、ボリンジャーバンドの幅が小さい時は膠着相場、幅が大きい時は大相場を示すことになります。

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