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テクニカルで検証する昨日の相場

2010/04/26のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の1時間足、パラボリック、RCI(26・52)を表示しています。

昨日は、朝方からドルの上値は重いながらも下押し圧力も限定的で94円前半での持ち合いが続きました。
日米金利差拡大からドル先高観が強いものの94円ミドルから95円にかけてファンド筋の売りが厚かったことが上値を抑える要因となったようです。

持ち合いの中、パラボリックが売り転換となり、上値が一段と重くなったことが窺えます(A)
また、RCIを見ても長期線のラウンドトップが確認され、目先調整の可能性が示唆されています(B)

短期的には上値が切り下がってくるなか、下値は93.80-90円水準に下値抵抗があり、三角持ち合いの様相を呈しています(C)
教科書的には、このようなフラッグパターンは下抜けの可能性が高いとなっていますので、この下値抵抗が支えられるのかどうかが注目といえそうです。

【テクニカル一口解説】

1. RCI (Rank Correlation Index)
RCIは、価格そのものを計算対象とせずに「時間」と「価格」それぞれに順位をつけ、両者にどれだけの相関関係があるのかを指標化したものです。
RCIの値は、-100~+100の間を推移し価格が上昇を続ければ+100%に近づいていき高値圏と判断し、下落を続ければ-100%に近づいていき安値圏と判断します。
また、RCIはオシレーター系とトレンド系の両方の性質を持っており、オシレーター系指標は計算期間を変えても通常は滑らかになりませんが、RCIは比較的滑らかになるという特徴があります。ただし、計算期間を長くするとRCIの動きが価格からやや遅れる点には注意が必要です。

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