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テクニカルで検証する昨日の相場

2017/1/17のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2017/1/16)(PDF)

●デイリーレポート
昨日のドル/円相場は、東京時間の朝方は
ドルが底堅く推移し、114円台を回復する動きとなりました。
しかし、午後に入ると、欧州連合(EU)離脱交渉についての英首相の演説を控え、
欧州単一市場へのアクセスを失う「ハードブレグジット」への警戒感から上値が重くなり、
前日の安値113円60銭水準を下抜けると、113円を割れる動きに加速しました。

この下落の流れで、相場はボリンジャーバンドの下抜けと
バンドウォークの形成を示現していることが確認できます。

その後、メイ英首相の演説を受けて米債利回りが上昇し、
ドルも113円台半ば近辺に反発しましたが、NY時間に入るとトランプ次期米大統領が
ウォールストリート・ジャーナル紙のインタビューで、中国の人民元相場の操作に
言及した際、「米企業は競争できていない」として輸出に不利なドル高進行に
不満を表明したことが伝わるとドル売り圧力が再燃し一時112円60銭と、
昨年11月末以来約1カ月半ぶりの高値を付け、安値圏でNYを終えています。

トランプ次期米大統領の一連の発言をきっかけに、
財政支出拡大期待よりも保護貿易リスクに焦点が集まっており、
本日東京市場でも引き続きドルの上値の重い展開となりそうです。

※チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドMACDを表示しています。

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