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テクニカルで検証する昨日の相場

2016/12/2のドル円相場の考察

先週のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2016/11/28)(PDF)

●デイリーレポート
先週のドル/円相場は、週初に前週までのドルの急激な上昇に対する調整ムードが広がり、
また石油輸出国機構(OPEC)総会への警戒感から利益確定のドル売りが先行し
111円36銭まで下落しましたが、OPEC総会で減産合意となったこと受け急反発し、
一時114円83銭まで買い進まれる局面がありました。

しかし、節目の115円を前に利食いのドル売り意欲も強く、
また週末の米雇用統計を意識したポジション調整の動きもあり、
更なる上値追いには繋がりませんでした。

注目の米雇用統計は、非農業部門雇用者数は17.8万人増と
ほぼ市場予想通りだったものの、前月分が14.2万人増と下方修正されました。
失業率は4.6%と2007年8月以来9年ぶりの低水準に低下しましたが、
労働参加率は62.7%と前月から小幅低下し、また平均時給は市場予想を下回るなど、
12月のFOMCでの利上げは行われるものの、来年以降については不透明感が残る内容となり、
相場は上下に大きく振られ明確な方向感の出ない状況となり113円台前半で週を越えています。

テクニカルで見ると、一目均衡表の三役好転は継続されており、
ドルの上昇基調に変化はありません。
ただし、RSIはやや低下基調に転じてきており、
一本調子のトランプ・ラリーが一服した可能性を示しています。

今週もドルは底堅い動きを継続すると思われるものの、
115円をクリアーに上抜けていくには新たな材料を待つ必要があるように思われます。

※チャートは、ドル/円の日足、一目均衡表RSIを表示しています。

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