2016/7/20のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2016/7/19)(PDF)
●デイリーレポート
昨日のドル/円相場は、106円台でスタートしたものの、
日経平均株価の下落につられる形でドルが軟化し、一時105円83銭をつけました。
その後、日経平均が下げ幅を縮めると、ドルも反発し106円台を回復する動きとなりました。
欧州時間に入っても、ドルは底堅く推移し106円台後半へと上昇しました。
MACDを見ると、欧州参入前に既に買い転換していることが確認でき、
このドル上昇を示唆する形となっていることがわかります。
NY時間に入ると、一部メディアが「安倍政権が新たにまとめる経済対策の
事業規模を20兆円超と、当初の見込みとされていた10兆円超を倍増させる」
と報じたことで、6月10日以来の107円台を回復しました。
このドル上昇では、ボリンジャーバンドの上抜けとバンドウォークが
観察されましたが、ロアーバンドの下落は小さかったことから、
強いトレンドを感じさせるものとはなりませんでした。
来週のFOMCや日銀金融政策決定会合に対する期待感から、
リスク選好の流れは続くものとみられ、日経平均株価の上昇とともに、
107円台が定着できるかが注目されます。
※チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンド、MACDを表示しています。
提供: FXトレーディングシステムズ
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