2016/7/15のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2016/7/11)(PDF)
●デイリーレポート
昨日のドル/円相場は、週明けで東京市場休場の中、
ドルがじりじりと値を上げる動きとなりました。
トルコのクーデター未遂事件が収束したことで、先週末に高まった
市場のリスク回避姿勢が後退したことがその背景にあると指摘されます。
この流れで106円近辺までつけましたが、
その後は105円台半ばを挟んで方向感に欠ける動きが続きました。
NY時間に入ると、米国株の上昇を受けて米債利回りが上昇し、
ドル/円も106円台を回復する動きとなりました。
米国株は連日過去最高値を更新しており、これがドルを下支えしています。
テクニカルに見ると、昨日のドル上昇で一目均衡表の遅行スパンが
買い転換してきており、また転換線が基準線を上回ってきています。
来週には先行スパンの雲が切り下がってくるため上抜ける期待も高まっており、
三役好転となれば、ドル上昇の流れに繋がってくることになります。
ただし、先週は1週間で6円の急激な上昇となっており、
スピード調整が入る可能性もあることには留意しておきたいところでしょう。
※チャートは、ドル/円の日足、一目均衡表、RSIを表示しています。
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