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テクニカルで検証する昨日の相場

2016/5/26のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2016/5/16)(PDF)

●デイリーレポート
昨日のドル/円相場は、前日の上値が110円半ばで押さえられたこともあって
朝方からドル買い機運は盛り上がらず、東京午前9時過ぎにストップロスを
巻き込むかたちで下げの勢いを強め、109円42銭まで弱含みました。

もっとも、MACDを見ると前日の海外市場では既に売り転換しており、
東京スタートからドル売りに流れが出来ていたともいえそうです。

欧州時間に入ると本日のイエレン米連邦準備理事会(FRB)議長の講演などの
イベントを控えてポジション調整の動きが強まり、ドル/円は110円を回復しました。

その後、NY時間では、発表された米新規失業保険申請件数が
26.8万件と市場予想を下回り、同時に発表された4月の米耐久財受注も
前月比3.4%増と市場予想を大きく上回る伸びとなったことを受け
ドル買いが強まり110円21銭の高値をつけました。
しかし、市場では設備投資の先行指標となる非国防資本財受注(除く航空機)が
前月比0.8%減と、3カ月連続のマイナスを記録したことに注目し、
一転ドル売りの反応となり109円半ばまで押し戻される展開となりました。

MACDは、欧州時間の上昇で買いに転じたものの、
NY時間での下落で再売り転換、さらにNY引けにかけては
再び買いに転じる形となっており、方向性の内装であることを示唆しています。

本日もイベント待ちの模様眺めとなりそうですが、徐々に110円台の重さが
意識される可能性もあり、下値リスクには注意が必要かもしれません。

※チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドMACDを表示しています。

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