2016/4/20のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンド、MACDを表示しています。
昨日のドル/円相場は、原油先物が1バレル=40ドルを割り込んだことや、
朝方上昇していた日経平均株価が後場スタート後に一時マイナス転換
するなどを受けて109円を割り込む動きとなりました。
財務省が発表した3月の貿易黒字は7,550億円で、2月の2,428億円から
拡大したこともは円高材料となったとの指摘もあります。
欧州時間に入ると、欧州株が全般に上昇したことにともない安全資産の円が
売られる動きとなり、NY時間では米3月中古住宅販売件数が予想を上回ったことや、
イラクの高官が5月にもOPECと非OPEC加盟国会合をロシアで開催すると示唆し
増産凍結期待が再燃してNY原油価格が年初来高値を更新したことなどを受け、
リスク選好のドル買い・円売りが優勢となり、ドルは一時109円88銭まで上昇しました。
テクニカルで見ると、欧州スタート時にMACDが買い転換しており、
その後の上昇を示唆していることがわかります。
また、NY時間では、ボリンジャーバンドの拡大とともに
バンドの上抜けとなっており、バンドウォークによる上昇が確認できます。
3月29日から4月11日の下落幅の38.2%戻しが110円水準であり、
この水準を上抜けるかどうかが目先の焦点となりそうです。
提供: FXトレーディングシステムズ
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