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テクニカルで検証する昨日の相場

2015/7/31のドル円相場の考察

先週のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の日足、一目均衡表Williams %Rを表示しています。

先週のドル/円相場は、29日公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明で
労働市場の改善が続いていることが指摘されたことや30日発表された1-3月期の
米経済成長率が0.6%に上方修正されたことなどを受け、9月利上げ観測が
再浮上したことでドルは一時124円58銭まで買われる動きとなりました。

しかし、31日発表の4-6月期雇用コスト指数(ECI)が前期比+0.2%で
統計開始以来では最低の伸びにとどまったことで、リスク選好的なドル買い・
円売りはやや後退し、123円台後半で週を越えています。

テクニカルで見ると、相場は先行スパンの上に位置し、
先行スパンの雲が下値抵抗となっています。
ただし、来週以降に雲は薄くなり、また捩れてくることから
下値リスクが高まる可能性があります。

遅行スパンもローソク足の上にあり、ドル買い環境が続いてることを示していますが、
今週からはドルを下に引っ張る力が強くなりそうなことを示唆する形となっています。

Williams %Rは上下に振れながらも現在は中立水準であり、
明確な方向性は見えません。

ドル上昇の基調に変化はないものの、
今後の動きを注意深く見極める必要がありそうな局面となっているといえそうです。

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