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テクニカルで検証する昨日の相場

2013/10/21のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の1時間平均足、パラボリック(Parabolic)MACDを表示しています。

週明けのドル/円は、朝方発表の日本の貿易収支の赤字が予想を上回ったことや日経平均が反発したことなどを材料に徐々に円が売られる展開となりました。
海外市場でも本日発表の雇用統計を控えポジション調整のドル買い戻しが優勢となる動きとなっています。
市場では、連邦政府機関の一部閉鎖が米経済に及ぼした打撃が、FRBに緩和縮小の数カ月先送りを迫るほどの大きさになるとの見方が強く、現在は緩和縮小が始まるのは来年との見方が多数派となっているものの、今回の雇用統計が強い数字であれば、再び年内の緩和縮小開始の芽が出てくる可能性が大きくなるとして、ドルの反発を期待する声もあります。
ただし、米系のファンド勢が11月末決算のため、ファンドとの契約を今期で打ち切ることを希望する顧客は、10月半ばまでに申し出る必要があるため、解約に備えたポジション調整のドル売りが上値を抑える要因となるとの指摘もあります。

テクニカルで見ると、昨日はドルの上昇力が続いていたことが確認できます。
東京スタートから一貫して平均足は陽線となっており、パラボリックも買いサインを続けています。

MACDも終日MACDがシグナルを上回りながら上昇を続けており、相場の上昇力が継続していたことを示しています。

もっとも、値幅としては大きくはなく、NYの終わりにかけては各種指標が転換を示していることから、上昇の勢いは限られたものであり、本日の雇用統計を前にした模様眺めムードが強いことが示唆されています。

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