TOP » テクニカルで検証する昨日の相場 » 2012/1/18のドル円相場の考察

テクニカルで検証する昨日の相場

2012/1/18のドル円相場の考察

先週のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


[拡大画像はこちら]

先週のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
チャートは、ドル/円の日足、一目均衡表、Williams%Rを表示しています。

先週のドル/円は、甘利経済再生担当相の「1ドル=100円過ぎると輸入価格上昇につながる。過度な円安は輸出に追い風でも国民生活にマイナスの影響もある」という円安牽制発言を受けて週初の89円後半から87円79銭まで急落しました。
市場では、一本調子の上昇に対する調整が期待されましたが、同大臣が「過度な円高から水準を調整している過程であり、1ドル=100円は円安水準とは言っていない。円安懸念は報道が不正確」との打消し発言で90円21銭まで反発しました。
21-22日の日本銀行金融政策決定会合で、物価上昇率目標(インフレターゲット)+2.0%設定の可能性が高まったことも円安要因となったと指摘されます。

今週は、21-22日の日本銀行金融政策決定会合で物価上昇率目標(インフレターゲット)+2.0%が設定されることは織り込み済みで、その達成手段に注目する展開となりそうです。
達成手段がポジティブ・サプライズならば、続伸が予想され、織り込み済みでネガティブ・サプライズならば反落、調整が予想されるでしょう。

テクニカルに見ると、ドルの上昇を阻むものは見つかりません。
一目均衡表は、完全な三役好転となっており、強気相場が継続していることを示しています。

ただし、昨年12月中旬からWilliams%Rが天井圏に張り付きながら、価格だけが一本調子で上昇するという典型的なトレンド相場が続いています(A・B)。
このような場合は、相場についていくしかありませんが、いつ調整に入ってもおかしくはないことには留意しておく必要があるでしょう。

提供: FXトレーディングシステムズ
☆パラボリックとMACDなら、使いやすい各種チャートが充実のFXブロードネット
@FX編集局からのオリジナルレポートも配信中 ⇒ココから

ページトップ