2012/9/13のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
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チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンド、MACDを表示しています。 |
昨日のアジア時間のドル/円は、輸出企業のドル売りや短期筋のドルロングの投げを受け、一時77.65円と7カ月ぶり安値圏に突入しました。
ただし、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表を控え、午後の取引では短期筋主導の神経質な値動きとなっていました。
テクニカルで見ると、東京朝方にはMACDが売り転換しており、ドル売りの流れが確認できます。
もっとも、ボリンジャーバンドのロアーバンドに沿って下落を続けていますが、バンドの拡大は緩やかであり明確なバンドウォークとは言えないことから、相場の下落基調に気迷いが感じられる動きといえそうです。
注目のFOMCでは、声明で「住宅ローン担保証券(MBS)を月額400億ドル買い入れ、インフレが抑制されている限り、労働市場の見通しが大幅に改善するまで資産買い入れを継続する方針」と発表されました。
さらに、異例の低金利を維持する時間軸を2015年半ばまでとし、従来の2014年終盤から延長しています。
FRBが、この量的緩和第3弾(QE3)を含む積極的な追加緩和政策実施に踏み切ったことを受け、ドルは全面安となり、ドル/円も一時2月9日以来の安値となる77.11円まで下落しました。
ただし、その後は介入警戒感も強まり、短期で77円半ばまで戻り、長い下ヒゲとなっています。
本日は、週末ということもあり、ドルの下押し圧力と介入警戒感との神経質な綱引きとなりそうです。
提供: FXトレーディングシステムズ
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