TOP » テクニカルで検証する昨日の相場 » 2012/3/16のユーロ/ドルの相場の考察

テクニカルで検証する昨日の相場

2012/3/16のユーロ/ドルの相場の考察

先週のユーロ/ドル相場の動きをテクニカルで検証してみます。


[拡大画像はこちら]
チャートは、ユーロ/ドルの日足、一目均衡表、Williams%Rを表示しています。

先週のユーロ/ドルは、欧州中央銀行(ECB)による過剰流動性供給や連邦公開市場委員会(FOMC)声明で景気判断が上方修正されたことで、1.31ドル後半から1.30ドル水準まで下落しました。
しかし、週末に米国の消費者物価指数が落ち着いた数字での発表となったために一転してドル売りの流れが強まり、ユーロは対ドルで急騰する展開となり、1.31ドル後半まで値を戻して、その高値レベルを維持して週越えとなっています。

一目均衡表の先行スパンを見ると雲が薄く、この雲に絡みながら動きています(A)。
これは、明確な方向感がないことを示唆しており、今週も雲は薄い状態が続くことや雲がねじれてくることから、どちらへ抜けてくるかは予断を許さない状況といえます。

遅行スパンを見ても同様で、週前半はユーロが下方向に引っ張られる力を感じますが、現状水準を維持すると陽転してくる展開となります(B)。
その場合は、ユーロ急騰につながる可能性があることには留意しておきたいところです。

Williams%Rは中立水準にあり、これもどちらへ動いても違和感のないレベルです(C)。

ユーロが再び下値を試す展開となってしまうのかを見極める局面が続くといえそうです。

提供: FXトレーディングシステムズ
☆一目均衡表足とWilliams%Rなら、使いやすい各種チャートが充実のFXブロードネット
@FX編集局からのオリジナルレポートも配信中 ⇒ココから

ページトップ