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テクニカルで検証する昨日の相場

2011/6/15のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の1時間足、パラボリック、DMIを表示しています。

昨日の東京市場では、朝方は方向感なく80円前半での推移となりましたが、午後になるとドルが堅調な展開となりました。
WSJ紙の「ギリシャの追加支援策の合意は、ECBとドイツとの間に依然として大きな相違があるためまだ時間がかかる」、FT紙の「ドイツが主張するギリシャ国債の償還延長により、ユーロ圏各国に最大200億ユーロの追加負担が生じる」などの報道を受けてユーロ売り・ドル買いとなったことも、ドル/円でドルが買われた要因との指摘もあります。
このドル上昇の流れで、上値抵抗だった80円後半を抜けて81円台に突入しました。

テクニカルで見ると、東京時間からパラボリックが一貫して買い状態にあったことが確認できます(A)
ただし、NY連銀製造業景況指数が、市場予想を大幅に下回ったことが嫌気されてNYダウが160ドル近い下落となり、リスク回避志向が強まったことで、一時的にドル売りとなり、パラボリックが転換しています(B)
もっとも、その後再びパラボリックの陽転があり、相場の流れはドル上昇方向にあったことが確認できます。

DMIを見ても、昨日は一貫してADXが上昇を続けており、昨日のドル上昇がトレンドとなっていたことが分かります(C)

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