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テクニカルで検証する昨日の相場

2010/09/17のドル円相場の考察

先週一週間と週末金曜日のユーロ/ドル相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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昨日のドル/円相場は、東京市場が休場だったこと、介入への警戒感が続いていることなどから85円台での神経質な取引が続きました。

本邦輸出企業を筆頭にドル売りの遅れている市場参加者が86円水準で待ち構えており上値抵抗を形成しています(A)
一方、市場介入に対する思惑から下値では85.50円水準で下値抵抗が作られており(B)、市場は動きがとれない状況といえます。

昨日は欧州時間に下値攻めの局面がありましたが、85.50円を割り込むことが出来ずに、すぐに値を戻す動きとなっています(C)
ボリンジャーバンドのブレイクアウト期待でしたが、すぐにバンドは反転してしまっています。
この水準では、当局による介入の注文があった可能性もあるという噂も出ていました。

その後NY時間には戻りを試しに行きましたが、このときはボリンジャーバンドのアッパーバンドに振れたもののバンドの拡大は見られず反落の展開となっています(D)

DMIを見てもADXが低水準で推移しており、明確なトレンドとなることは期待できません(E)
介入警戒感が続いており、動きがとりにくい相場展開がもうしばらく続きそうです。

【テクニカル一口解説】

1. DMI
DMIは、RSIやパラボリックと同じくJ.W.ワイルダー氏が考案したテクニカルチャートで、市場のトレンドの有無を測定するものです。
ADXは、トレンドの方向を区別せず上昇・下降どちらかにトレンドがある時に上昇していきます。つまり、ADXが上昇している時はトレンドが進行中、下降している時はトレンドが調整中で相場は保ちあいにあると考えます。
また、+DIが-DIより上にあれば上昇トレンド、+DIが-DIより下にあれば下降トレンドと判断されます。

提供: FXトレーディングシステムズ
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