2015/6/24のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンド、MACDを表示しています。
昨日のドル/円相場は、アジアから欧州の時間にかけては
123円後半で方向感のない動きが続きました。
しかし、NY時間に入ると、米国の1-3月期国内総生産(GDP)確定値が
予想通り改定値から上方修正されたほか、個人消費が予想を上回ったことで、
債券利回り上昇に伴うドル買いが優勢となり、一時124円38銭まで上昇しました。
ギリシャ救済策協議での合意期待でリスク選好の円売りも出たとの指摘もあります。
この流れで、ボリンジャーバンドの上抜けを示現しましたが、
明確なバンドウォークにはいたらず、一過性の上昇に終わっています。
その後、ギリシャ問題で関係者の悲観的な見解を受けて合意期待が後退したため、
急速にドル買いが萎み123円76銭まで下落しました。
MACDを見るとNY時間はじめの上昇で買い転換してものの、すぐに反転しており
ドルの上昇が短期の騙しであったことが示唆されています。
市場の目は、米金利動向に向いており、米国株式や米国の経済指標に振らされる動きが続きそうです。
提供: FXトレーディングシステムズ
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