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テクニカルで検証する昨日の相場

2014/5/27のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。

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チャートは、ドル/円の1時間平均足、ボリンジャーバンドDMI(Directional Movement Index)
を表示しています。

昨日のドル/円相場は、仲値公示にかけて一時101円98銭まで強含みましたが、102円台では
輸出の売りが並んでいるとされ、102円ちょうどのオプション に絡んだドル売りもあり上値は
抑制的になりました。

欧州時間に入るとウクライナ情勢懸念の高まりなどを背景にリスク回避の円買いが先行し、
さらに米債利回りの低下も重なり一時101円73銭付近まで下落する展開となりました。
この局面で、ボリンジャーバンドを下抜けたものの、バンドウォークは起きずに一過性の
下抜けにとどまったことが観察されます。

NY時間に入ると4月の米耐久財新規受注は市場予想に反して増加し、また3月の
S&P/ケース・シラー住宅価格指数も前月比で上昇したことを受けてドルの買戻しが優勢となり、
一時102円14銭まで値を戻す動きとなりました。
102円を超えたところで、ボリンジャーバンドを上抜け、バンドウォークが見られたものの、
短時間で反転してしまい強い動きにはつながらなかったことがわかります。

DMIを見ても、ADXが低下を続けており、低水準にとどまっていることから、昨日の動きに
トレンドが出ていないことが確認できます。

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