TOP » 佐藤 正和の為替コラム » ゴールドマン、創業以来の危機に

佐藤 正和の為替コラム

ゴールドマン、創業以来の危機に

ウオール街最強の金融機関と言われている「ゴールドマンサックス」が
米証券取引委員会(SEC)から訴追されました。
住宅ローンを組み込んだCDOをポールソンファンドと組成し、販売した際
重要事項を開示しなかったとして証券詐欺の容疑で訴えられました。

しかも、最新の情報では、同社の幹部5人が、SECが提訴の可能性を同社に通知後、
株式を売却していたと、WSJは報じています。
同紙によれば、ゴールドマンの幹部5人は総額6540万ドル(約62億円)の
株を売却。
ゴールドマンは昨年7月にSECから通知を受けたが、同社は
「投資家にとって重要情報だと認識しなかった」として、この事実を開示しません
でした。
しかし、本当にそうでしょうか?
上場している会社が「SECから訴訟を起こされる」・・・これほど重要な情報は
他にはありません。
こんな簡単なことは金融に詳しくない一般人でさえも判断できます。

同社株は4月16日提訴が発表され13%も急落しました。これを「インサイダー取引」
と言わずに何と言うんでしょうか?
5人の幹部は売り逃げたということになります。同社には「コンプライアンス」
という言葉はないのでしょうか?

私が株主なら同社株は即刻売却します。

提供: 外為オンライン
☆2年連続FX取引高No.1、外為オンライン
@FX編集局からのオリジナルレポートも配信中 ⇒ココから

ページトップ