FXのリスク
FXは魅力的な点が多い一方、リスクも存在します。特にこれからFXを始める方は、充実したFXライフを送るためにも知っておくべきことだと思います。
リスクは、大きく分けて以下の6つに分類されます。リスク事項については各業者の口座開設時に同意を求められますが、ここでは改めてリスク事項をわかりやすくお伝えしたいと思います。
システムリスク
オンライン取引には独自のリスクが存在します。例えば、使用しているコンピューターや取引会社のシステムやコンピューターの誤作動や故障で損失を被る場合があります。
スリッページリスク
スリッページとは俗に「すべる」とも表され、逆指値注文や成行注文の際に生じる、指定レートと実際に注文が約定したレートとの差のことです。
また、成行注文や逆指値注文をした際に、注文した瞬間の表示レートよりも、高いレートで買わされたり、あるいは安いレートで売らされたりするリスクです。
金利変動リスク
金利変動リスクとは、取引をしている2国間の通貨の金利水準が変動して損失が出てしまうことを指します。金利が変動するとスワップポイントに対して影響を与えます。
流動性リスク
流動性リスクとは、市場の取引量の少なさから発生するリスクです。取引量が少ないことによって、突然レートが大きく動くことがあります。特にマイナー通貨を取引をする際に気をつけなければいけません。
信用リスク
信用リスクとは、取引会社の倒産などで、預けていた資金等を回収できなくなるリスクです。このリスクは、取引会社を注意して選べば避ける事ができます。着目するポイントは、自己資金比率や、運営年数、人気の有無など、事前に情報を集めていれば、かなりの確率で回避できます。最近はFX事業者に対して信託分別管理が義務づけられましたので、預けておいた資金は返ってきますが、その時に建てていたポジションは強制執行されますので注意が必要です。
地政学的リスク
地政学的リスクとは、特定地域や国が抱える政治的・軍事的な緊張によって世界経済の先行きが不透明になることです。突発的に国家と関連諸国の経済が不安定になるリスクは予測が極めて難しいのが特徴です。