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経済指標

米国中古住宅販売件数

重要度:★★★☆☆☆
発表日:毎月下旬
発表機関:全米不動産協会 NAR(The National Association of Realtors)

中古住宅販売件数は、住宅の動向そのものなのでサブプライムローン問題以降、注目度が跳ね上がりました。この指標は中古住宅のうち所有権の移転が完了したものを指します。米国の景気動向に対して先行性が高いとされており注目されています。先行性が高い理由としては、中古住宅市場が成熟しているアメリカにおいて、衣替えの様に居住場所を変えるスタイルが定着しており、権利移転の数が消費に対する余裕に結びつくためです。

注意点としては、新築住宅販売件数が契約書への署名ベースでカウントしているのに対し、中古住宅販売件数は所有権移転完了ベースでの集計であるが故に、新築住宅販売件数に遅効します。

米国中古住宅販売件数攻略方法

中古住宅販売件数など住宅需要に関する経済指標は個人所得状況および金利動向に影響を受けます。金利上昇期にはローン金利上昇を嫌い、駆け込みで需要が増加する傾向もあります。また、天候や季節要因などによる影響を受けやすく、マーケットに対してアナリスト予測から乖離した結果が発表される場合もあり注意が必要です。

消費者の需要に関する指標は総合的に判断し、景気を俯瞰して判断する必要があります。また、住宅販売件数などは金利の影響にも左右されるため、多角的に情報を入手しましょう。外為どっとコムでは、経済指標の速報だけでなく、過去の結果も丁寧にまとめられていてオススメです。

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