2011/1/6のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
[拡大画像はこちら] |
チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンド、DMI(Directional Movement Index)を表示しています。 |
昨日は、一昨日のドル急上昇の反動もあり、ドル/円は小動きに終始しました。
本日の米雇用統計をにらんで、模様眺めムードが強くなったことも、相場が一方向へ動かなかった一因といえるでしょう。
東京時間の初めこそ、ドルは上値を試そうというムードが残っていましたが、83.30円以上は抵抗が強く、欧州が参入してくるころには、この重みに負けて自律的に緩む展開となってしまいました(A)。
ただし、下値も83円を割れたところではすぐに跳ね返される展開で、下落圧力は強まりませんでした。
NY時間になるころには、ボリンジャーバンドも収縮し横這いとなってきています(B)。
バンドの上下にタッチしに行く局面もありましたが、バンドは拡大せず、こう着感を強める動きとなっています。
ADXを見ると、東京時間までは右上がりとなっておりドルの上昇トレンドを維持しようとしている動きに見えますが、その後は反落に転じており、ボリンジャーバンドの収縮と整合するように調整色を強める動きとなっています(C)。
本日の雇用統計の結果を受けた相場の動きが来週以降の方向性を決めてくるものと思われ、本日のアジア・欧州時間も小動きが続きそうです。
提供: FXトレーディングシステムズ
☆ボリンジャーバンドとDMIなら、使いやすい各種チャートが充実のFXブロードネット☆
@FX編集局からのオリジナルレポートも配信中 ⇒ココから