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2012/8/2のドル円相場の考察

昨日のユーロ/ドル相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ユーロ/ドルの1時間足、エンベローブ(25SMA±0.5%・0.7%)、DMI(Directional Movement Index)を表示しています。

昨日のユーロ/ドルは、アジア上海株式市場が軟調に推移したものの、スペインなどの長期債利回りが低下基調となった事やイベント前のポジション調整的な動きからユーロがじり高となりました。

NY時間に入ると全般的にリスク・オンの流れとなり、ユーロが次々とストップをつけて1.24ドル台まで上昇する動きとなりました。
しかし、その後行われたドラギECB総裁の会見で流通市場におけるイタリア、スペイン国債の買い入れに向け準備を進めていると明言する一方、ユーロ圏政府がまず救済基金を利用することが前提になると述べるなど、ECBの買い入れに条件を付ける考えを示したことで具体的な対策実施を期待していた市場はこれを不満として一気にユーロ売りに転じたために、1.24ドル台を示現したユーロ/ドルは30分ほどで1.22ドル台を割り込む波乱の動きとなりました(A)

この動きで上値は一瞬0.7%乖離のエンベロープ・アッパーラインを上抜けましたが、その後は逆に0.7%乖離のエンベロープ・ロアーラインに支えられる動きとなっています(B)

DMIを見ると、上下に大きく動きはしたものの、ADXは低水準の横這いとなっており、明確な方向感は出ていないことが示唆されています(C)

提供: FXトレーディングシステムズ
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