TOP » 毎朝読みたい!本日の市況 » 2012/5/16のドル円相場の考察

毎朝読みたい!本日の市況

2012/5/16のドル円相場の考察

昨日のユーロ/ドル相場の動きをテクニカルで検証してみます。


[拡大画像はこちら]
チャートは、ユーロ/ドルの1時間足、ボリンジャーバンドRSIを表示しています。

昨日のアジア時間のユーロ/ドルは、アジア株式市場が軟調な推移となったことに加え、ギリシャやスペイン・イタリアといった財政問題を抱える国の長期債利回りが上昇し、独国債とのスプレッドが昨年末レベルまで拡大したことにより、これを嫌気してユーロが値を下げる動きとなりました。

さらにロンドン時間に入るとBOE(英国中銀)インフレリポートでインフレが将来的に2%を割り込む見通しがなされたためにポンドが急落すると、欧州経済の不確実性への警戒感も強まりユーロは一段と下げ足を強めました(A)

しかし、ECBの緊急ミーティング開催の噂が流れたことで、ユーロ急激にが値を戻す動きとなりました。
この動きで、ボリンジャーバンドのアッパバンドまで戻っていますが、上抜けには至りませんでした(B)

ローソク足とRSIの動きを見ると、このユーロ上昇に先駆けてダイバージェンスが発生していることが確認できます(C・C’)

NY時間に入ると、株高の動きを背景に底堅く推移する展開を続けましたが、途中ユーロが急落しすぐに値を戻すなど不安定な状態となり(D)、ボリンジャーバンドが縮小しながらも、そのバンドを上下の抵抗として方向感のない動きとなっています。

提供: FXトレーディングシステムズ
☆ボリンジャーバンドとRSIなら、使いやすい各種チャートが充実のFXブロードネット
@FX編集局からのオリジナルレポートも配信中 ⇒ココから

ページトップ