TOP » 経済指標 » 米国雇用統計

経済指標

米国雇用統計

重要度:★★★★★★
発表日:第一金曜日
発表機関:労働省労働統計局

アメリカの雇用統計は、世界で最も影響力のある指標と言って過言ではありません。米国雇用統計は失業率と非農業者数を中心として、製造業就業者指数など業種・雇用形態別に10数項目の統計の総称です。

就業者数が増加すれば労働環境が良く、景気も底堅いと判断されます。同様に、労働需要が高ければ平均賃金が伴って上昇します。この結果インフレが懸念され米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げの発表を行う可能性が高まります。金利底上げが発表されればドル買いに市場は動きます。

米国雇用統計は当月の数字と共に前月、前々月の修正値も発表されるので、その辺りも着目していきましょう。アメリカ雇用統計の結果は、外国為替市場だけでなく、その日のアメリカ株式市場にも大きな影響を与えますので、翌日の東京株式市場にも大きなインパクトを与えます。

アメリカ雇用統計攻略方法

米国雇用統計

アメリカ雇用統計を攻略する上で特に注目すべき点、それは非農業部門雇用者数です。

非農業部門雇用者数とは、農業以外に属する事業者の給与支払い帳簿を基に雇用者数を集計したもので、前月比でどれだけ雇用者が増減したかが注目されます。
景気を判断する上で一般的に有名な「失業率」は景気に遅行して現れるため、よりリアルタイム性の高い非農業部門雇用者数の変化に注目が集まります。

米国雇用統計は重要な発表でありながら、毎月繰り返されるため、相場のトレンド形成を担う大きな指標です。

外為オンラインは、こうした重要な指標やニュースをチャートから確認できます。前回の経済指標発表時にどの様な動きをしたかを確認した上で、発表予測と照らし合わせながらポジションを持つと有利です。

ページトップ