毎朝読みたい!本日の市況 2/5【水】
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2/5(水)東京外国為替市況
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東京外国為替市場終盤はポンドが軟調。
本日発表された英サービス業PMIが昨年6月以来の低水準を示したほか、
3カ月連続で前月の結果を下回ったことが重しとなった。
また、先日発表された同製造業PMIにも同じような傾向が見られたことで、
英経済の回復基調が一服しつつあるとの見方が強められた可能性もある。
英1月サービス業PMIは58.3(12月58.8)と市場予想59.0を下回った。
また、ユーロも上値の重い展開に。
予想比弱めのユーロ圏・独サービス業PMIや小売データを受けて域内の消費鈍化が懸念された。
12月のユーロ圏小売売上高は前月比が-1.0%と市場予想以上の落ち込みだったほか、
前年比は予想外のマイナスとなった。
ポンドドルは1.6266ドル、ポンド円は164.47円まで下落した。
ユーロポンドも0.8312ポンド付近までポンド安が進んだ。
一方でユーロドルは、1.3499ドルまで下押しした後に、伊・スペインの景況感改善や
ポンド安を手掛かりに1.3529ドルまでレンジ上限を広げた。
ただ、さえない小売データを受けて1.35ドル付近まで押し戻されるなど、限られたレンジの中ではあったが、
上値が抑制された印象だった。
ユーロ円は、昨年末に進んだ円安の調整的な流れが続く中で、136.55円まで下落。
ドル円も、ポンド円やユーロ円の軟調な動きを受けて101.10円まで日通しのレンジ下限を広げた。
そのほかでは、オセアニア通貨は底堅い展開。
豪準備銀行による利下げ不安が後退したことや、NZの底堅い雇用環境などが見直されたようで、
豪ドル/ドルは0.8939ドルまで上昇し、NZドル/ドルは0.82ドル前半へ下値を切り上げた。
また、豪ドル円は90円前半、NZドル円は83円前半で底堅い展開が続いた。